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「苦手」と向き合う

苦手――そこには、私たちがその物事に対して抱く嫌な感情、疎ましく思う気持ち、不快感などが見え隠れします。
その感情は、どこから生まれてくるのでしょう。それは行き着くところ、自分自身の考え方や感じ方、または一時の気分や機嫌などから生まれていることが多いのではないでしょうか。つまり私たちが苦手と感じる物事そのものが「絶対的に悪いものだ」と言い切れることは案外少ないのではないか、ということです。
――蛙を好きな人と嫌いな人がいますが、嫌いな人は「蛙」と聞いただけで、嫌な気持ちになるでしょう。(中略)人間は、個人個人によって蛙に対しての好き嫌いの差が激しく、その違いの幅は極めて大きいのです。人間の好き嫌いは、人物、事物、事柄、言葉など、すべてのことに及んでいます。蛇は、本能に左右されているので、蛙に対する好き嫌いを自分の意志で変えることはできません。人間は、蛙に対する好悪をいつでもコントロールできます。つまり、蛙が嫌いな人でも好きになることができます。例えば、蛙が好きな友だちを持ったとします。すると、その人に会うといつも蛙の話ばかりするので、だんだん慣れてきて、蛙を好きになっていく場合もあるでしょう――
(望月幸義著『「考え方」を変える』モラロジー研究所刊)
もちろん、蛙を苦手な人が実際に蛙を好きになることは、それほど簡単なことではないでしょう。しかし「苦手という感情は、自分自身がつくり出すものである」という認識は、避けがたい「苦手」との向き合い方を考えるうえで、一つの参考になるのではないでしょうか。
中国古典の『礼記』に、こんな一節があります。
「愛して而も其の悪を知り、憎みて而も其の善を知る」
愛する人であっても、欠点は欠点としてきちんと理解しておこう。憎んでいる相手であっても、その長所や美点は正しく認めよう――そう心がけたなら、いつ、どんなときでも、また、どんな相手とも、心穏やかに向き合うことができるのではないでしょうか。
どんな人にも必ず「いいところ」があり、同時に「よくないところ」もあるものです。その事実を正しく認識したうえで、相手を尊重しながら接していくことは、その人の「ありのままの姿」を受けとめることにほかなりません。
もう一つ、人や物事に対して“苦手だな”と感じてしまう自分自身をありのままに受けとめることも、大切なのかもしれません。そこでひと呼吸を置いたら、今度は「苦手」という感情にとらわれすぎないように心がけつつ、「自分がこの物事と向き合う意味」や「相手の長所や美点」を冷静に見つめてみたいものです。そこから、前向きな一歩を踏み出せることもあるのではないでしょうか。
かたくなになりがちな私たちの心。それをほんの少しだけゆるめてみると、苦手なもの、苦手なこと、苦手な人に向ける目も、穏やかなものに変えることができるかもしれません。いつも穏やかな心で毎日を過ごしたいものです。
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