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「やってあげている」の精神

October 29, 2019

 

 

 過去に、家事について何度か夫とケンカに発展した話です。

 

 家事を分担して行う我が家。基本的に家にいる時間が長い私が主体となってやっています。効率を考えれば、そこに問題は感じません。しかし、作業のやり方が、夫と私では全く反対なのです。

 

 例えば、掃除。私は汚したらすぐにきれいにしないと気が済まないタイプ。でも、おおらかな夫は、散らかすだけ散らかしてから、一気に片付けるタイプ。「足の踏み場がない」と小言を言うと、「まだ大丈夫」「あと3パーセントくらい余白があるよ」などと返ってきます。

 

 シンクに食後の食器を置くにしても、夫が皿を洗うかもしれないときのことまで考えて、大きな皿を下に、小さい皿を上にと、ピラミッド型に重ねていくのに対し、夫は何も考えずに(そのように私の目には映ります)適当に、ときには逆ピラミッド型に重ねていきます。

 

 洗い終えた食器についても同様です。私が片付けやすいように大きな皿から順に食器置きに並べるのに対し、夫は食器の大きさも形も何も考えず、洗ったそばから積んでいきます。

 

 なぜ先々のことを考えてできないのかと、内心イライラが溜まり、不機嫌さが表に出てしまうからか言い争いに発展する。これが以前のケンカのパターンでした。

 

 しかし、あるとき、私ははたと気づきました。結婚するまで送ってきた生活の違う夫と私では、行動のパターンも違います。私が勝手に「モノを出したらすぐに仕舞う」「皿は片付けやすいように置く」など、そう思い込んでいただけだったのです。

 

 それに、「夫のために片付けてあげている」とか「夫がやりやすように、私が皿を並べてあげている」という思いが夫に通じず、夫から感謝されないということもストレスだったのかもしれません。一方的な思いで夫を責めてイライラしていたことを考えると、我ながらバカみたいだと感じました。

 

 私は私の気持ちに従って、片付ければよいし、皿を洗えばいい。逆ピラミッドに皿が積まれていても、私がそれを食器棚に戻せばいい。たったこれだけのことに気づけると、気持ちが楽になりました。

 

 今でもたまに「私がこれだけやってあげているのだから、あなたも手伝いさない」という気持ちが芽を出しそうになりますが、そんなときは「いやいや、私が片付けたいから片付けるのだ。私が置きたいように皿を順に置いていくのだ」と考えるようにしています。

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