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March 31, 2020

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未然に事故を防ぐには

October 10, 2019

 

 労働災害において、「ハインリッヒの法則」と呼ばれる経験則があります。20世紀の半ば、アメリカの損害保険会社に勤務していたハーバート・W・ハインリッヒ(1886~1962)は、労働災害の発生状況を調べた際、ある法則を発見しました。それは、人命に関わるような重大事故一件の背後には、二十九件の中規模事故があり、さらにその背後には三百件の小規模事故、あるいは「ヒヤリ」または「ハッ」とした未然事故があるということです。

 

 この法則の関連で、1990年代、ニューヨーク市のルドルフ・ジュリアーニ市長の施政を思い出しました。ジュリアーニ市長は治安の回復を目標に掲げて当選。ニューヨーク市の場合、軽微な犯罪である地下鉄のいたずら書きを放置していると、さらに大きな犯罪が増えて、やがて重大な事態につながるということで風紀を正し、徹底的に軽微な犯罪を取り締まりました。結果的に、犯罪率を半減させました。これは、環境に流されやすい人間の心の弱さを物語っているかと思います。

 

 ひるがえって我が家のケースです。子供があっというまに部屋を散らかすわけですが、それを親である私が見て、“まあ、これぐらいだったらいいかな”と放置していると、1日、2日であっという間に足の踏み場もない部屋ができあがります。そこは、散らかりはじめたときに、私自身が片付ながら、「遊んだら、片付けるんだよ」と子供に対して徹底していくのが大事なのかなと思います。そういう親の姿を子供は見ていて、敏感に感じ取っていくのではないかと感じる次第です。

 

 細かいところを見過ごさないためには、普段からの目配りや心配りが重要です。これは、職場においてももちろんそうですし、家庭内ならなおさら真理だと思います。

 

 例えば、子供の体調にしても、風邪のひきはじめとか、体調がどこか悪いというとき、最初は微細な反応だったりします。その時点で気づいて対処できれば、多くの場合、病状はそれほどひどくはなりません。しかし、気づかずにいると、突然、子供が高熱を出したり、子供を抱えて病院に駆け込むような事態になりかねません。

 

 日々の生活の中で、子供の様子を観察できないこともあるでしょう。また職場においても同様です。それでも事態が微細なうちに、子供が発するサイン、職場内でのきざしを見極めて、対応するよう心掛けていきたいものです。

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