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汚れた部屋と割れた窓

August 19, 2019

 

 使われなくなったビルの窓が一枚割れていると、ほかの窓を割ることにも抵抗がなくなります。これが補修されないままだと、「このビルは誰からも管理されていない」というサインになって、自然と非行少年たちが集まって犯罪の温床となり、その地域で犯罪が増加につながります。社会学では、これを「割れ窓理論」と呼び、犯罪防止のためには、最初の小さなきっかけをつくらないことが大切であると考えます。

 

 本来の「割れ窓理論」は、軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで、凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるとする環境犯罪学上の理論ですが、反社会的な行動の痕跡を放置することは、モラルの低下を拡大させるとして、一般には、冒頭に書いた状況が「割れ窓理論」と呼ばれています。この理論の話は、よく耳にするところで、道徳教科書の中にもこの話を紹介しているものがあります。

 

 きれいに整備された道にゴミを捨てることに心理的な抵抗があっても、少しゴミが目に付くようになると、何気なく捨ててしまう人が増えてきます。やがて少しずつゴミは増えていき、ゴミがたまればたまるほど心理的抵抗は弱まって、その結果、ゴミの山が生まれます。〝皆がやっていることだし、自分一人ぐらい大丈夫だろう〟という気持ちが、大きな問題を生むことにつながります。

 

 私自身、小学生のころからクラスの掃除をすることは嫌いではありませんでした。しかし、なぜか自分の部屋の掃除はまったくする気になれず、親に任せっきりでいました。結婚した後は、掃除をこまめにする妻にお任せで、“しめしめ。これは良い人と結婚できた”とほくそ笑んだものです。しかし、子供のころから自分の部屋を掃除しなかったツケが今になって回ってきたようで、常にそのことで怒られています。

 

「たまればたまるほど心理的抵抗は弱まる」というのは、まさしく真実で、部屋の整理を怠けてモノが溜まると、よけいに整理をする気持ちがなくなってしまいます。その結果、足の踏み場もないということになりかねないわけで、それを解消しようと、今、こまめに部屋と心の掃除を行い、現実に立ち向かうべく計画をしています。

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