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歩調を合わせる

July 19, 2019

 

 責任感が強く、何事もてきぱきと片付けなければ気が済まない。そういう人は効率重視で、少ない時間で多くの仕事をこなそうとします。それ自体は大変有意義なことですが、中には高効率で動くことを他人にまで強く押し付ける人がいます。

 

 自分の物差しを「絶対的な基準」と思い込んで、力んでしまう。しかし、そこに注がれるエネルギーは問題を複雑にし、人と人との「和」を損なう力となってしまうこともあるのです。

 

 自分と違うペースで動く人を許せない――そう考える人が身近にいると、心身ともに負担となり、仕事のパフォーマンスにも影響を与えかねません。

 

 テニスのダブルスを想像してみてください。打ち返されたボールが自分たちのコートに飛んでくる。すべて自分のボールだと、パートナーの領域まで拾いまくったり、自分の拾えないボールをパートナーが処理できないからと声を荒げたりなどすれば、パートナーは力を存分に発揮することができなくなるでしょう。自分とパートナーとの息が合っていて、互いに認め合う心を持っていれば、阿吽の呼吸でどちらかが打ち返すことができます。

 

 テニスだけでなく、野球でもサッカーでも、チームプレイを行うスポーツでは、それぞれのプレイヤーがそれぞれに役目をはたしながら、一体となって動くことが必要となります。

 

 人は物事に一生懸命に取り組んでいるときほど、周囲が自分ほど熱心ではないように見えて、〝自分だけが頑張っている〟という気持ちを持ってしまいがちです。熱心さは時に、自分を高慢にさせてしまうことがあります。「熱心さの弊害」に陥ったとき、他人のよいところは見えなくなり、周囲から「和」が失われていきます。

 

 他人を責めたい気持ちになったときは、急がず慌てず、周囲の状況をよく見ることを心がけていきたいものです。相手と「心の歩調」を合わせることで、周囲の空気は柔らかなものとなり、良い雰囲気が生まれます。また、急がなくなった分だけ自分の心にゆとりが生まれ、イライラすることも少なくなっていくでしょう。

 

 一生懸命になっているときほど、考え方や歩調の異なる人を受け入れる「心のゆとり」を忘れないようにしたいものです。

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