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November 28, 2019

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「食」と「心」

June 7, 2019

 

 毎年6月は「食育月間」とされています。

 

 食とは、体の成長や健康維持だけでなく、心の成長や人と人とのコミュニケーションも含めて、私たちの人生を豊かにするうえで重要な意味を持つものです。しかし、忙しい毎日を送る中では、ともすると「食」そのものの大切さを忘れてしまいがちではないでしょうか。

 

 こうした状況に対する危機感からか、近年では「食」に関する教育、いわゆる「食育」への関心が高まってきました。平成17年には「食育基本法」が成立し、それに基づいて「食育推進基本計画」が作成されるなど、国を挙げての運動が推進されています。毎年6月の「食育月間」も、その1つです。

 

 食育基本法の中で、食育は「生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの」「豊かな人間性をはぐくんでいく基礎となるもの」と位置づけられています。ここでは、毎日の食事を、単に「体の成長や健康維持のために重要なもの」とだけとらえているわけではないようです。それでは今、自分自身の日常の食事をあらためて振り返ると、どのようなことに気づくでしょうか。

 

「ありがたい」という言葉は、漢字では「有り難い」と書きます。つまり「そうあることが難しい」「めったにないことである」という意味であり、だからこそ、それがあることに感謝せずにはいられないという気持ちが込められた言葉なのです。

 

 毎日の食事に関しても、その背景を考えてみると、さまざまな「ありがたいこと」が潜んでいることに気づきます。例えば、食事を準備してくれた人の労力。食材の生産や流通に携わった人の存在。さらには、すべてのものを育んだ自然の恩恵……。そのうちのどれか一つが欠けたとしても、この食事は私たちの口に入らなかったことになります。また、食卓を共に囲む人の存在の大きさは、いうまでもありません。

 

 こうした「あって当たり前」の中にある「ありがたさ」に気づき、感謝する心を大きく育てていくことが、豊かな人間性を培い、よりよい人生を築くことにつながっていくのではないでしょうか。

 

 今、私たちが「当たり前」と思っている日常は、本当は「とてもありがたいもの」なのかもしれません。まずは目の前の食事に対して、心からの感謝を込めて「いただきます」「ごちそうさま」を言ってみませんか。

 

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