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お天道様は見てござる

May 30, 2019

 

 

 ある日曜日、中学1年生の息子と一緒にホームセンターへ出かけた時のことです。

 

 朝一番に駐車場に車を停め、まだ人もまばらな店内に入ろうとすると、息子が「あれ?」声を上げました。入り口横のジュースの自動販売機を指さすので見てみると、現金投入口の表示に900円の文字が点灯しています。誰かが連続購入可能の設定の自動販売機に1000円札を投入し、飲料を購入後、おつりを取り忘れたようです。

 

 息子は“これ、どうするの?”というように、私の顔を見ています。店側に通知しようとも考えたのですが、何しろ広大な郊外型ホームセンターです。サービスカウンターまで、かなり距離があります。そこで、そのまま放置して買い物を優先させようとしたところ、息子がこんなことを言い出しました。

 

「おつりを取り忘れた人が気づいて取りに来るのが一番いいんだろうけど、900円と運を引き換えにする人がいたら、かわいそうだよ」

 

「900円と運を引き換え」……変わった言い回しなので聞いてみると、どうやらこういうことらしい。

 

「運の量はみんな一緒。おつりを取り忘れた人は、お金を失った分、それがどこかで返ってくるかもしれないけど、魔がさしておつりをネコババした人は、明確な悪事を働いてしまったので、運のメーターが大きく後退して、未来のどこかで悪事の分以上の何かを失ってしまう」

 

 息子の理屈だと、私が放置すると、魔が差す人を生み出すことにつながるから、私の運メーターも下がるということになります。そこで、その場で私がしばらく待ち、息子が近くの店に事情を伝えるというところに落ち着きました。

 

 

「お天道様は見てござる」などと昔は言ったものですが、息子たちの世代だと「運を貯める」と表現するようです。現在50代の私には、やや即物的に感じるものの、積極的によい行いをして運を貯めていけば、よりよい人生、よりよい社会につながります。時代が進んで表現が変化しても、因果応報という本質は変わらないと言えるでしょう。

 

 息子の考え方に感心したのと同時に、進んで運を貯める生き方をしていきたいと思った一日でした。

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