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思い通りにならないのが人生?

March 9, 2019

 

 

 努力しても頑張ってもうまくいかない。やったことが裏目に出る。どんなに手を尽くしても自分の思いが相手に伝わらないなど、人生を送る中で、思い当たることがあるでしょう。万事が自分の思い通りに行けばよいと思わないではないものの、そんなうまい話はありません。

 

 ただ、最近、物事がうまくいかないことは自分の人生にとってプラスになることもあるのではないか、と思うようになりました。

 

 行動分析学の創始者でもあるバラス・スキナー(アメリカの心理学者。1904~1990)は、以下のような実験を行いました。

 

 レバーを押すと餌が出る装置をねずみに与え、100%餌が出てくるAグループとランダムに出てくるBグループに分けます。レバーを押すと餌が出ることを学んだ後、餌がまったく出ないようにすると、Aグループのねずみはすぐに諦めてレバーを押さなくなりますが、Bグループのねずみは「次こそは出るかも」という期待から、レバーを押し続けます。

 

 この性質は人間にも同様に当てはまります。たとえば、ギャンブルの場合、負が込んでしまってもやめられないのは、たまに勝ってしまうがゆえに、「次は勝てるかも」という根拠のない期待が湧くからでしょう。

 

 では、極端な言い方ですが、「思い通りに人生が進まないことが何度かあったら、人生をやめますか」ということです。

 

 今まですべてうまく行っていた秀才が、一度の挫折で将来を諦めてしまったという話を耳にしたことがあるかと思います。なぜ数回の挫折ぐらいで、と思うかもしれませんが、秀才本人にとっては、一度の失敗は「この先、努力してもきっとうまくいかない」という思い込みにつながってしまい、将来を諦めるに足る理由になるのかもしれません。

 

 ただ、ここで言いたいのは、挫折の勧めではありません。いつも思い通りにことが運んでいる人がいたとするなら、それはそれで結構なことです。しかし、そうした人生であっても、どこかに思いも寄らない落とし穴があるかもしれないということだけは心にとどめ置き、穴に落ちたら自暴自棄に陥ることなく這い上がる努力をしていきたいと思うのです。

 

 人生は、順風のときがあり、逆風のときもあるから面白い。人生を順調に運ぶには、情報や経験を得て、生き抜く力を養うためにいろいろと勉強することが必要です。負ける経験、挫折する経験も同じくです。

 

 思い通りにいかないとき、それは「運を貯めている時期」と考えて、努力を続けるとよいのではないでしょうか。

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