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「ギブ・アンド・テイク」という言葉は、一般によく使われます。「与えよ。されば与えられん」は、イエス・キリストの言葉ですが、贈れば戻ってくるという道理を表しています。

 

 この「ギブ・アンド・テイク」という言葉、ギブ(与える)が先でテイク(貰う)が後。「テイク・アンド・ギブ」ではないところが面白いところです。まずは与えることが大切だということでしょう。

 

 しかし、この世の中には「テイク・アンド・テイク」の人、つまり相手からいかに多くのものを奪い取るか、言い換えれば義務を果たさず権利の主張ばかりしている人も見受けられます。

 

 さて、こちらがギブすれば相手からテイクされる。この上をいく考え方として「ギブ・アンド・ギブ」はいかがでしょうか。いわば、与え続ける「無償の愛」です。その典型が親と赤ちゃんの関係かもしれません。親はひたすらギブ・アンド・ギブで見返りを求めていません。しかし、至上の満足感、幸福感というお金では買うことのできないテイクを天からもらっているともいえます。

 

 ところで、仏教の教えに「善因善果、悪因悪果、自因自果」があります。またニュートンの古典物理学にも因果律があり、「すべてのこの世の中(宇宙)の出来事は方程式が成り立ち、必ず原因があって、それに対応した結果がある」「生物の動きや思考もすべて方程式の通りに動いている」と考えられています。

 

 悪いことをしてもバレなければ、という発想をする人がいるかもしれません。

 しかし、老子は「天網恢恢〈てんもうかいかい〉疎〈そ〉にして漏らさず」(天の網はひろく、その目はあらいようだが、悪人を漏らすことなく捕える。すなわち、天道は厳正で、悪事を為したものは早晩必ず天罰を受ける)と教えています。

 

 さて、「善因善果」善い原因は善い結果、「悪因悪果」悪い原因は悪い結果を引き起こす――。これは「ギブ・アンド・テイク」の内容・質を加味した考え方ともいえます。スイカの種を蒔いてダイコンができることはなく、蒔いた種に応じた結果しか生えないということです。

 

 そして、「自因自果」とは、自分の蒔いた種は、自分が刈り取らなければならず、他人の蒔いた種の結果が自分に表れる「他因自果」もなければ、自分のまいた種の結果が他人に行く「自因他果」も絶対にないという意味です。自分が勉強すれば自分の成績が上がるのであって、友達の成績が上がることはありません。

 

 この瞬間から「GIVE先行」を心掛け、より善い種を植えていけば、きっと未来はより善く変わっていくことでしょう。

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