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「心」と「気」

October 29, 2018

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 「お金はためて使うもの、心はつかってためるもの」

 

 誰の言葉かは分かりませんが、小さい頃に親父から、

「お金は無駄遣いせず、必要な額までコツコツとためてから使うもの、反対に心は惜しみなく使うことで、心が豊かになる」

とよく言われました。

 

「気くばり」とか「気づかい」とか「気を利かせる」など、「気」というものは人間関係を円滑にする上では重要な要素ですが、ときに「気」を使いすぎ、「気疲れ」「気苦労」して長くは続きません。どちらかというと、「気」とは、頭で考えたり、神経をすり減らしたりと、人間の頭の中にあるようです。

 

 一方、「心をつかう」ということは、今その人に何が必要か、その場に何が必要か、今より少しでも皆が善くなるために何をなすべきかを考え正しく判断し、自分の体裁などは度外視して真の心を使う、いってみれば「肚〈はら〉」で考え行動することであるともいえます。

 

 最近、ある人との出会いから忘れかけていた親父の「心をつかう」という言葉を思い出しました。

 

 その人は、顔つきが優しいとは言いがたいのですが、心くばりや心の温かさが全身からみなぎっている強烈に魅力的な人でした。

 

 私は、その口から発せられる多少乱暴な言葉にも温かさを感じました。凡人は大切な人には気を使い、時には気疲れもしますが、本当に魅力的な人は、心を使っているものなのだなと考えさせられました。

 

 実際私は、その人と多くは語っていません。しかし、同じ空間にいるだけで、口と耳ではなく、心と心が通い合って、多くの会話をしているような、そんな錯覚さえ覚えました。

 

 心を使いすぎて心疲れしたという話は、聞いたことがありません。気を使っているうちはまだまだ本物ではないと反省させられました。

 

 本当に心が温かい人、心豊かな人とは心をつかって、よりたくさん心を大きくしている人なのだと感じつつ、私も心の温かさを発せられる人間になりたいと誓った次第です。

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