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子供を最後まで信じる

September 29, 2018

 

 仕事柄、子育てや家庭での問題に直面されているお父さん、お母さんと話をする機会がよくあります。今回お話しするのは、近所に住む4人家族の男の子についてのお話です。

 

 この男の子は幼いときは、温厚で明るく思いやりのある子でした。小学校でも先生や友人に恵まれ、のびのびと過ごしていましたが、中学校に入ってから急変しました。いわゆる反抗期というもので、窓ガラスや家具などを壊し、外に出ては大きな声で騒ぐ。叱られると逆上する。近所にお詫びに回られる両親の姿を見かけることもしばしばでした。

 

 悩み苦しんだ両親は、知人に相談に行かれました。「男の子の鬱憤を発散させることが大事。悩みをじっくりと聞いてあげてください」というアドバイスがあり、来る日も来る日も男の子を信じ、対話を心がけられた両親。男の子が攻撃的に振る舞うと、つい感情的に返しそうになるものの、ぐっと我慢を重ねました。

 

 そんな男の子も高校生になると、憑き物が取れたように穏やかになっていきました。自分がやりたかった柔道部に入り、エネルギーを発散する場を得たこともあるのでしょうが、2年生でキャプテンになったことも大きかったようです。後輩の面倒を見るうちに、自分も同じように親から真剣な思いを向けられていたことに、少しずつ気づいていったというのです。

 

 私はこの話を通して、子供を信じ、思いを向け続けることの大切さを、あらためて感じました。父親自身「子供の成長を長い目で見る大切さを実感した」と言います。そして、親となった日に夫婦で固く誓った言葉を、私にこっそり教えてくれました。

「絶対に、子供を最後まで信じ、愛を育もう」

 

 将来、男の子が結婚し、親となったときには、その言葉を贈ることを決めているのだとか。その日が来ることを私も心から願っています。

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