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子供のことを理解できない?

June 19, 2018

 

 数年前、作家の小池一夫氏のツイッターで、こんなつぶやきを見ました。

“映画「七人の侍」に、こンなセリフがある。「子供は大人より働くぞお…もっとも、これは大人扱いをしてやればの話だが…」。このセリフは全ての人間関係の真理を突いていると思う。相手を認める事なくして、本物の人間関係は結べない。子供だろうが大人だろうが、人間関係の基本は尊敬だ”

https://twitter.com/koikekazuo/status/517216883280326656

 

 私の心の中に、ある日の一コマがよみがえってきました。

 

 中学1年生になる息子が小学校1年生のころ、何を考えているのかわからなくなるときがありました。私自身が通ってきた道である小学生男子の考えることがわからないというのもおかしな話ですが、息子の行動は予想がつかず、およそ合理とか効率とは無関係な世界に生きていると感じたのです。おそらく、息子には息子なりの理屈があったのでしょう。しかし、それが私には理解できなかったのです。

 

 そんな話を中学時代の同級生にしたところ、彼はこう言いました。

 

「子供を悪い意味で“子供扱い”しているだろう? 子供は物理的に小さな人間で、親は物理的に大きな人間。本質的な部分は大きさ以外に大して変わらないんだよ」

 

 彼を自宅に送るため、車の後部座席に乗せると、その隣にちょこんと息子が座りました。移動中、後ろではアニメや特撮の話で盛り上がり、息子の歓声が車内に響きます。

 

「息子君の父ちゃんな、仮面ライダー1号とお話ししたことあるんやで」

「えー、そうなの?」

「おお。そんでな、おいちゃんらが子供のころ、ライダー2号が近所に住んでたねん」

「ほんとー!?」

「本当の本当。2号の変身ポーズはこんなんや」

 

 そんな声が後ろから聞こえてくる。二人の会話を聞いて“そういえば、テレビで放映されている特撮ヒーローモノの話を、息子と交わすことなんてなかったな”と思いながら運転を続ける私でした。

 

 子供と大人が100%理解し合えるとは思いません。しかし、あえて理解しようとしなくてもいいのかもしれません。そうであっても、相手を認め、歩み寄ることは大人である私の仕事なのだと感じ入った出来事でした。

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