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事実は受け止め方一つ

June 9, 2018

 

 人生には、「上り坂・下り坂・まさかの坂」があるとよく言われます。私も十代のときに、「まさかの坂」を転げ落ちました。

 

 16歳のときのこと。私は不注意からオートバイで転倒する事故を起こしました。左足を骨折して救急病院に運ばれ入院し、手術。3か月を経て退院したものの、予後が悪く、再入院、再手術を何度か繰り返しました。

 

 結局、高校を一年休学し、杖なしで歩くことができるようになるまで、約2年を必要としました。

 

「若いころの1年や2年の遅れは、大したことはない。すぐに取り戻せる」などとよく言われたのですが、私としては、その言葉を素直に受け取ることができませんでした。

 

 高校時代の同級生がどんどん人生の歩みを進めていくのを眺めながら、足踏みを続けて一向に前に進めない自分に、あせりを感じたものです。その後、大学在学中の1年間の留学や留年のため、現役世代より3年遅れとなりました。

 

 その遅れを痛感したのは、同級生や後輩たちが就職し、新たな世界に飛び込んでいく姿を見たときです。「事故なんか起こしていなかったらならば……」と、20代の私の心の中に悔しさが広がりました。

 

 それから時が経ち、いろいろと学んできたところで、ふと気づくことがありました。“もしあのときに事故を起こさずに、みんなと同時期に卒業、就職していたら、今の自分はないだろう”ということです。

 

 というのも、どうにか就職した先で私は妻に出会ったからです。そこで妻に出会わなければ、娘も息子も生まれていなかった……。事故が起きたからこそ、今の幸せな生活があるのだという思いが、年月を重ねるごとに強くなってきました。

 

 以前の私は後悔するばかりでした。しかし、事故という事実は変わりようがありません。それを後悔して嘆くのも、前向きに受け止めて今後の人生に生かしていくのも本人次第です。

 

 人生にまさかの坂が訪れたとき、真正面から受け止めた先には「弥栄(いやさか)」という「坂」があるのではないでしょうか。明るい未来を引き寄せられるよう、日ごろから心構えをつくっていきたいと思います。

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