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「命のつながり」を心に刻んで

May 30, 2018

 

 先日、わが家に第一子となる女の子が誕生しました。その日は午前5時半に、妻の「痛い!」という大声に飛び起き、産婦人科病院へ連絡して入院。昼過ぎには、陣痛が本格的となり、LDR室(居室型分娩室)へと案内されました。

 

 そのころすでに、妻は陣痛の痛みに耐えるのに必死で、私の呼びかけに応える余裕はありません。一方、私のほうはというと、そんな妻の隣で、ただただ妻の腰をさすり続けることくらいしかできませんでした。そうして子供が生まれたのが、午後10時。妻は、16時間半の間、「生みの苦しみ」を味わったのです。

 

 生まれたばかりの赤ちゃんを見たとき、出産してくれた妻に感謝すると同時に、不思議と実の母への感謝の気持ちが湧いてきました。仏教では、「自分の誕生日は、母親の受難の日」といいます。医療技術が高度に発達した現代ですら、女性の出産に伴うリスクは皆無ではなく、たとえ無事に出産できたとしても、ほとんどの母親が陣痛で苦しみ、文字どおり「身を削り」ます。

 

 私の母親が30数年前に身を削り、私を生んでくれたお陰で、その命が、今回の第一子誕生につながりました。このようにして、私たちの命は遥かな太古から連綿と続いてきたのです。もし、その命のつながりが一つでも欠けるようなことがあれば、私という存在はありません。両親はいわば、太古から続く命のつながりの中にあって、私にとっての身近な “恩人„ともいえる存在なのです。

 

 これまで私は、両親から誕生日を祝ってもらえる事は、当たり前だと考えてきました。今回生まれたわが子にも誕生日はプレゼントを贈ったりして、祝ってあげようと思います。しかし、これからの自分の誕生日は、親に感謝の気持ちを伝える日にしたいと思います。

 

 気恥ずかしいことではありますが、私が親に素直な気持ちを伝えられるようになったなら、その後ろ姿を見て育つわが子も、きっと素直に感謝の気持ちを表現できる人間になるでしょう。子供のためにも、まずは私から始めてみます。

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