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23 親子の信頼

March 5, 2018

 今回の『ニューモラル』は「親子の信頼」(No439、平成18年3月号=「見守る」という思いやり)。主人公は高校生の娘を持つ父親。ある夜、バイトで娘の帰宅時間が「門限」より大幅に遅くなったために叱り飛ばす。友人からの相談事に乗っていたという娘の言葉に、主人公は聞く耳を持たずケンカに……。しかし、その後、主人公自身も若いときに親から温かく見守られてきていたことを思い起こし、娘への心のあり方を見つめ直すという物語です。宮下和大・麗澤大学外国語学部准教授は、「誰の立場で物事を考えるかがポイント。物語にはお父さん、お母さん、娘の3人が登場するが、大切なのは、自分が話を聞いていたときの立場とは違う人の立場の気持ちを理解しようとすること。人はどうしても自分に近い立場を中心にして考えてしまいがちだが、親子であっても、あるいは親子だからこそ、逆の立場の気持ちの底にある“思いやり”を感じ取っていくことが親子の信頼には不可欠」「信頼を深めるには、トラブルはよいきっかけになる。もちろん、大きなトラブルは避けたいが、小さなトラブルが起こった時に、お互いに対立とジレンマを含みながらも、その気持ちをしっかりと伝えあうことが、結果として信頼を深めることになる。ここで対話をやめてしまって、『親が信用してくれない』とか『親の気持ちも知らないで』と心の中で不満を言っていては、信頼は薄らいでいくことになる」と語りました。

 

 インタビュー「この人のちょっといい話」のゲストは、広島県三原市にある八天堂の森光孝雅社長。同社は冷やして食べる、口どけのよい「くりーむパン」が大ヒットを続ける会社です。もともとは祖父が創業した和菓子屋をルーツとし、父親が洋菓子を取り入れ、森光社長が26歳のときにパン屋へと業態転換。「当時はバブルがはじけたばかりで景気はまだ非常によかった。店を開いたところ、我々の町(三原)には焼きたてのパン屋やコンビニエンスストアがなかったこともあって人気店になった。その後、私の町にも、というラブコールにこたえ、10年間で13店舗を開くまでになりました」。しかし、こうした中、父親からは「社員が育っていないのに大丈夫か」と心配されたそう。「私は聞く耳を持たずにその言葉を跳ね除けていました」。ところが、店長クラスから社員が辞めていき、その心配が現実となります。売上はガタ落ちし、赤字に転落、銀行から呼び出され、「もう当行としては一銭も追加融資はできません」との通告も。その危機に救いの手を差し伸べてくれたのが森光社長の弟でした。「貯金があるからこれで乗り切ってくれ」。民事再生の話さえ出ていたときのことでした。「私はパン屋を始めるときに銀行から開店資金を借りた。そのとき、親の世話にならず、自分の力で得たものと勘違いしていた。そのころから私は父をないがしろにしていた。でも、父はこんなにすばらしい弟を育ててくれていた。そこで一人の人間として、自分の小ささに気づかされてね。父のところに行って、心から謝り、感謝の言葉を言おう、そう心に決めたのです」。「くりーむパン」開発等のお話は次週に!
(画像:右・ゲストの森光孝雅さん、左・パーソナリティの椎名倫子さん)

 

 

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