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⑳善いことは誰のため?

February 12, 2018

 今回の『ニューモラル』は「善いことは誰のため?」(No446、平成18年10月号=「善いことするときの心づかい」)。ある経営セミナーで「中小企業の成長は社長の人格いかんで決まる」という話を聞いてから、会社の近くを掃除することにした主人公。しかし、その行動を社員から評価する声が聞けず、社員たちを責めてしまう……。善いことを行うときにはどのような心づかいが大切かを考える物語です。江島顕一・麗澤大学経済学部准教授は、「善いことはギブアンドギブ。つまり道徳は見返りを求めて行うものではない。それでは本当の意味での善いことではない。自己の心の満足や精神的な成長が得られれば幸運だ、くらいの気持ちで行ってはどうだろうか」「善いことはこれ見よがしにするものではない。陰徳という言葉があるが、さりげなく行うものと考えたい」「ギブアンドギブ、さりげなく、と聞くと、善いことをするにもモチベーションが上がらないという人がいるかもしれない。しかし、自分の時間や労力を使い、人知れず世の中のために行動している人はカッコイイ。私がそう感じる人は、本当に善いことをさりげなくやっている。自分もそういう人になれるよう努めている」と語りました。

 

 インタビュー「この人のちょっといい話」のゲストは、先週に続いて、福井市で安田蒲鉾㈱を経営する安田泰三社長。20歳のときに突然父親を亡くし、跡継ぎとしての意識を強く持つようになったといいます。そしてその後、道徳の勉強会に参加し、親に対する自分の心づかいが間違っていたことに気づかされたとも。「私は3歳から親元を離れて叔父の家で育てられてきたため、親に対して、子育てもしないひどい親だと思っていました。しかし、道徳の勉強会で講師から『子育ては大変だが、育てる喜びもある。お父さん、お母さんはそれをすることができなかった。寂しい思いをしたんじゃないか。そういう親のことをよく考えてみなさい』と言われ、大変反省させられたのです」。以来、母親のタネ子さんに対して一切口答えすることなく取り組んできました。その安田蒲鉾では朝・昼に渡って、社員と一緒にご飯を食べるのが伝統。かつてはタネ子さんが一人でご飯を作っていましたが、93歳の今は包丁を握ることはなく、皆の健康に留意した献立作りのみだとか。安田さんはお母様から、「『蒲鉾屋とデキモノは大きくなると潰れる』と言って無理をしないよう諌められてきました。『会社は従業員のためにある。だから決して潰してはならない』という考えからです。『縁あって来ていただいた社員が幸せになってもらうためにこの蒲鉾屋をやっているんだ』と昔から耳にタコができるくらい聞かされてきました」といいます。さらに今後の抱負について、「蒲鉾は斜陽産業なので、どうしても次のことを考えないといけない。『かまぼこ道場』のように製造業とは異なる新しい分野に進出することが大事。私は山脈型と言っていますが、一つのピークが廃れる前に次のピークになるものを考えないと。息子が挑戦してくれる信じています」と笑顔で語られました。
(画像:左・ゲストの安田泰三さん、右・パーソナリティの椎名倫子さん)

 

 

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