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⑱がんばってと言う前に

January 29, 2018

 今回の『ニューモラル』は「がんばってと言う前に」(No440、平成18年4月号=自分勝手な思いやり)。入院中の祖母を見舞い、「がんばって」と声をかけると「励まされることが負担に感じる」と言われてしまう主人公。相手を思いやるときに大切なことは何かを考えます。江島顕一・麗澤大学経済学部准教授は、「主人公は<祖母を励ますことが思いやりだと思っていたが、自分の気持ちを一方的に伝えただけだった。同じ立場でもそれぞれに受けとめ方が違う>と気づいたが、これは本当にすごいこと。だが、さらに言えば、相手の人柄や性格までを慮った言葉がけをしたい。特に病気や入院している人には注意が必要。“がんばって”と言われて、張り切る人もいれば、負担に感じる人もいる」「ケガや病気、嫌なことや辛いことがあって落ち込んだり、ふさぎこんだりしてしまっている人には、つい励ましたり、勇気づけたりしてしまうことがある。しかし、その前に相手の悩みや苦労にしっかりと耳を傾けて、事情を理解してあげてはどうだろうか。他者に対するサポートやケアは必ずしも応援という“動的”なことだけではなく、その人に向き合い、辛さや悩みを受けとめてあげるという “静的”な働きかけも大切。話を聞いてもらうだけで心が落ち着くこともあるのだから。相手に喜びや安心を与える心づかいを培っていきたい」と語りました。


 インタビュー「この人のちょっといい話」のゲストは、先週に引き続き、群馬県太田市でご主人とともに定方農園を営む定方真記さん。定方さん夫婦は農業を始める前は、昭和54年から実家(秋田)の縫製会社で後継者として働いていたとのこと。経済状況は右肩上がりで、その後、バブル経済へと突入。仕事量は増え、求人を出してもなかなか人手が満たされないような状態だったとか。しかし、ほどなくバブル経済は崩壊、業界全体が大きなダメージを被る中、定方さんの会社もその影響をまともに受けたそうです。この先どうすべきか……家族で相談していると思い出されてきたのが、道徳の勉強会で学んだ「世の中の動きには善いものと善くないものがある。まず世の中の動きに順応して、真理を守ることが大事である」「力以上のことをしてはいけない」「親祖先に安心してもらうことが大切だ」ということでした。これを心の基として、家族で話し合いを重ね、縫製業から現在の農業へと転身されたのだといいます(放送後、ご主人が群馬県の両親に親孝行をしたい、この機会に地元で農業をすると決められた、と伺いました)。


 現在は義母、定方さんご夫妻、次男夫婦、孫の4世代で生活。「次男が結婚して同居したいと言ってくれたときは嬉しかったのですが、心配もしました。同居する家庭はとても少なくなっていますから」。そのため、お嫁さんに対して優しく声がけをするなど、大変に気を配られたのだとか。「それでも当地に一人で嫁いできたのですから、大変心細く感じていたらしいです。“居場所がない”と。しかし、孫が誕生した今では、家の中すべてがお嫁さんの“居場所”になっています」「少しずつ思いやり合う。そこに時間が味方することで、家族はよい関係になっていくのでは」と語られました。
(画像:右・ゲストの定方真記さん、左・パーソナリティの椎名倫子さん)

 

 

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