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⑭親の心、子の心

January 1, 2018

 今回の『ニューモラル』は「親の心、子の心」(No.454、平成19年6月号=親に心を向ける)。先年夫を亡くし田舎で一人暮らしをする母親、その母親への親孝行のつもりで実家に帰省したものの、世話を焼かれるたびに突き放したような言い方や態度をしてしまう主人公(息子)の心情を描いた物語です。野々村守春・モラロジー研究所出版部長は、「(就寝前に仏壇で亡き夫に向かって、息子が帰省してくれたことを喜んで報告するとともに息子家族の健康を祈る姿に)子供に対する親の愛情が伝わってくるいい話」と感想を述べたうえで、「親孝行をしようとする主人公の心はすばらしい。ただ忙しさのために自分の都合を優先して、自己満足の親孝行になってしまってはいけない。それよりもどうしたら親が安心してくれるかを考えて行動したい。物をあげたりする“形の実行”もよいが、親の心を察し、感謝して“心の実行”をすることが大切。親に心配をかけないようにふだんから健康で生き生きと過ごすことも重要」「親孝行は人生を豊かにする。常に親の笑顔を思い描いて行動すれば、悪い選択はしないはず」などと語りました。


 インタビュー「この人のちょっといい話」のゲストは、先週に引き続き、北山設計事務所相談役の北山正弘さん。高校で進路を決める際、恩師から「地元の福井大学に進み、教師になるといい」と強く推してもらったものの、家庭の事情から就職を選択。ところが就職後、わずか4か月で体調を崩して入院、北山さんは仕事を辞めることとし、退院間際に書店で新たな仕事を探そうと各種学校の本をめくります。そこで見つけたのが田中角栄元首相が学校長を務めていた東京・北区の中央工学校でした。「私は建築を学ぶというよりも田中角栄先生にお会いしたいという思いの中で東京に出る覚悟を決めたのです」。ところが、当初は地元の人全員が東京に出ることに反対。その後、親の許しを得て、昭和39年3月30日、20歳の誕生日に上京。「地元では東京に出ている人は一人もいなかったので、本当に皆さん見送りに来てくださって。母親も豪勢な折詰弁当を作ってくれ、北陸本線の直江津駅を過ぎたあたりで蓋を開けたのですが、ありがたくて涙がこぼれました」と往時を振り返ります。その上京の思い出の地となったのが上野駅。昭和26年~42年まで集団就職の列車が走っていたこともあり、北山さんをはじめ、地方から出てきた少年少女にとって、上野駅は格別の思いを抱かせるところだったと言います。「その応援歌が『あゝ上野駅』という井沢八郎さんがうたわれた歌です」。その後、北山さんは、建築会社の経営者として地歩を固める中で、さまざまな人とのつながりから、上野駅広小路口に『あゝ上野駅』の歌碑を設置することに(平成15年7月除幕式)。「“金の卵”と言われ、当時の日本を支えた少年少女の心を現代の若者たちに伝えたいと思ったのです。またそういう姿から、生きる力をくみ取り、これからの人生を頑張ってもらえたらと願っています」と笑顔で語られました。

(画像:左・ゲストの北山正弘さん、右・パーソナリティの椎名倫子さん)

 

 

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