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「おかげさま」の心

December 1, 2017

  私たちは生きている限り、さまざまな人の支えや助けを受けるものです。


 例えば、日常生活を営むうえでは、電気・ガス・水道などを利用しないわけにはいきません。そうしたライフラインの背後には、仕事という形でサービスを支えている大勢の人たちの力があります。ところがその労力に対して、私たちはふだん、取り立てて「おかげさま」といった意識は持たないものです。


 そこには「サービスを利用する側はお金を支払っているし、提供する側はそれで報酬を得ているのだから当然」という見方もあります。しかし、この社会を構成する一員として大切なことは、まず「持ちつ持たれつの関係の中にいる」と自覚することではないでしょうか。


 それは「迷惑をかけたり、かけられたりすることもある関係」ともいうことができます。自分では気がつかないうちに、他人に迷惑をかけていることもあるはずです。その自覚があってこそ、私たちの心に「おかげさま」「お互いさま」という気持ちが生まれるのです。


 「おかげさま」とは、自分を支えてくれているすべてのものへの感謝を表す言葉です。また、私たちが「お互いさま」という言葉を使うとき、そこには「自分も皆さんのお世話になっていますから」「自分も誰かしらに迷惑をかけることはありますから」といった謙虚な気持ちが込められています。


 どのような気持ちで人と接し、どのような心で人や社会とつながっていくか。そうした一人ひとりの考え方や行動が、人間関係をよくも悪くもします。周囲への感謝を忘れない謙虚な心の持ち主のもとでは、いさかいは起こらず、温かく親しみやすい空気が醸し出されることでしょう。そして良好な人間関係が築かれたなら、自分にとっても周囲の人々にとっても安心と喜びのある生活が実現するはずです。その意味で、「おかげさま」「お互いさま」といった思いを忘れず、「人や社会とよりよくつながる力」を育んでいくことは、「私たち自身にとって大切なこと」といえるのではないでしょうか。

 

平成29年12月号

 

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