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子供の気持ちを「受けとめる」ということ

November 30, 2017

 

 親の共働きや子供の塾通いなど、家族のライフスタイルの多様化が進んだ結果、家庭で親子の共有する時間が減り、互いに接する機会も減ってきています。このような中、心にゆとりがもてないと、子供からのメッセージに気づかなかったり、子供自身が意見を語ろうとしても、親自身が忙しさに追われ、つい自分の都合を優先してしまうことがあるかもしれません。

 

 ある小学校三年生の男の子が次のような作文を書きました。

 

「ものすごく寒い日、ぼく学校の帰り道でむらさき色の花を見つけた。あっ、もう、すみれの花が咲いている。ぼく、うれしくなった。そのすみれの花をとって走って帰った。戸をあけるなり『母ちゃん、見てごらんよ』と、すみれの花をさし出した。そしたら母ちゃんが『すみれぐらいで 大きな声出すな』と、顔をしかめて言った。ぼく何もする気がなくなった」

(「すみれと母ちゃん」、『感性を活かすホリスティック教育』モラロジー研究所刊 高橋史朗著より)

 

 この男の子はお母さんを喜ばせたかったのです。それなのに拒否されてしまいました。このショックは大きく、「何もする気がなくなった」とは心の素直な叫びでしょう。このときのお母さんは家事などで忙しく、また、すみれの花は珍しくなかったのかもしれません。それでも、ここで少しでも心を開いて子供の気持ちを受けとめることができたら、きっと返す言葉も違っていたことでしょう。どうしても手が離せないときは「ちょっと待ってね」でもよいのですが、その後で子供の話をしっかりと聞くことが大切でしょう。

 

 人は自分を好意的に受けとめられ、関心をもたれていると感じることで、しっかりした自己主張ができるようになり、人間的にも成長するといわれます。子供自身が成長するために、その声を聴き、その気持ちを受けとめることは、親自身の人間的な成長にもつながることではないでしょうか。

 

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