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August 31, 2018
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安
「めんどくさい(面倒くさい)」──日ごろ、こんな言葉を口にすることはないでしょうか。
家庭でも、学校でも、職場でも、「自分の好きなこと」や「自分がやりたいこと」以外を面倒と思う気持ちは、多かれ少なかれ、誰にでもあるものかもしれません。しかし、やらなければならないことを先延ばしにしたために、かえって面倒な事態を招くこともあります。
例えば、相手のある仕事の場合、“面倒だな”と思いながら対応していたら、その気持ちは表情や態度にもにじみ出てしまいます。そんな気持ちを感じ取ったら、相手も快くは思わないものです。それがトラブルのきっか...
August 29, 2018
忍
数年前に亡くなった父は典型的な職人タイプで、頑固で曲がったことが大嫌い、真っ正直に生きた人でした。私が子供のころは、間違ったことをすれば、私の友人であろうとも、父は平気で怒鳴りつけたので、私も友人たちもいささか辟易していました。その反面、正直さゆえか面倒見がよく、何かと世話をやいたり、頻繁に声をかけたりもしていたこともあって、友人たちは「怖さはあるけれども人情味のある人」などと言っていたようです。
優しい父親像が求められる現代では、いないタイプの父親だったと思います。その厳しさゆえに、当時の私は「優しい友だちみたいな父親」に憧れた...
August 20, 2018
M
二宮尊徳(1787~1856)は
「すべての事はそれが善であれ、悪であれ、あることが発生するには必ずそれに相応する原因がある」
と言っています。
また、
「近きを謀る者は、春植えて秋実る物をも、猶(なお)遠しとして植えず、只(ただ)眼前の利に迷うて、蒔かずして取り、植えずして刈り取ることのみに眼をつく、故に貧窮す」(『二宮翁夜話』より)
という言葉を遺しており、解説には、
「遠い先を考えて事をするものは富み、目先だけで動くものは貧乏をする。遠い先を謀る人は自然と富み、目先の利に迷い、春に蒔いて秋に実っても、まだ遠いように考えて蒔かずに取り、...
August 10, 2018
忙しいときに携帯が鳴る。何かと思って確認すると、どう見てもスパム(迷惑)メール。仕事が立て込んでいる状況のときには、怒りを覚えつつ、目を通すことなく機械的に削除します。
先日、妻が誕生日を迎えた折、知ってはいたものの、その日は家族全員が忙しく、誰も「おめでとう」とも言わず、淡々とその日が終わってしまいました。私も“今さら誕生日を祝うような歳でもないだろう”と思い、声をかけませんでした。
その翌日、妻が私にこんなことを言いました。
「あーあ、私の誕生日を祝ってくれたのは、業者からの迷惑メールだけ。個人情報が漏れているのは気に入らないけ...
August 3, 2018
「こんなつもりじゃなかったのに……」 「これから何を目標にすればいいのか……」
人生の岐路において、こんな思いが胸をよぎったことはないでしょうか。
例えば進学や就職などに際して、希望していた進路に進むことができなかったとき。不本意ながらも別の道を歩むことになったとして、どのように自分の気持ちと折り合いをつけていくのか。また、もともと希望していた進路であっても、「入ってみたらイメージと違った」等の理由から、急に気力をなくしてしまう場合もあるでしょう。
長年、大学での道徳教育に携わってきた北川治男さん(麗澤大学名誉教授、公益財団法人...
このブログは公益財団法人モラロジー研究所が長年の研究・教育の成果を多くの方々にフィードバックするために運営するものです。少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
家庭の中に明るさと安心を
December 9, 2019
うれしい言葉 耳の痛い言葉
December 4, 2019
熱心さの弊害
November 28, 2019
「にわかファン」と「君が代」
November 19, 2019
「心のつながり」を思う
November 11, 2019
親孝行の第一歩
November 8, 2019
「やってあげている」の精神
October 29, 2019
着眼大局着手小局
October 19, 2019
未然に事故を防ぐには
October 10, 2019
「よいこと」をしているのに
October 1, 2019
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