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February 1, 2020

 苦手――そこには、私たちがその物事に対して抱く嫌な感情、疎ましく思う気持ち、不快感などが見え隠れします。

 その感情は、どこから生まれてくるのでしょう。それは行き着くところ、自分自身の考え方や感じ方、または一時の気分や機嫌などから生まれていることが多いのではないでしょうか。つまり私たちが苦手と感じる物事そのものが「絶対的に悪いものだ」と言い切れることは案外少ないのではないか、ということです。

 ――蛙を好きな人と嫌いな人がいますが、嫌いな人は「蛙」と聞いただけで、嫌な気持ちになるでしょう。(中略)人間は、個人個人によって蛙に対しての好...

December 31, 2019

 お正月の神社仏閣は、三が日を中心に初詣の人たちでにぎわいます。その機会には、多くの人が「どうか今年もよい1年になりますように」と祈るのではないでしょうか。

 ある小学校の先生は、道徳の授業に関連して、子供たちにこんな問いかけをしたそうです。

 「もし自分がその神社の神様だったら、どう思うかな」

 すると、子供たちの反応は……。

 「そんなにたくさんの人からお願いされても、応えられない」

 ……もっともな話です。これを受けて、先生は子供たちに語りかけます。

 「神社やお寺では、自分のことを“お願い”するのではなくて、“感謝と誓い”をするものでは...

December 4, 2019

 Aさんには、30年以上前に高校時代の恩師から教わって、今でも心に留めている話があるといいます。

 ――誰かについての「いい話」……例えば「よいことをした」とか「すばらしい人だ」といったことは、直接本人に伝えるより、むしろ周囲の人たちに伝えよう。「いい話」を聞いたら、みんな心温まる思いがするでしょう。直接の褒め言葉はおべっかのようになって、お互いのためにならないこともあるが、巡り巡って本人の耳に入った言葉なら「自分の知らないところで、そんなふうに言ってくれていたのか!」と、かえって喜びが大きくなるのではないかな。反対に、「よくない話」...

November 11, 2019

 家庭や学校、職場、地域社会……。私たちの生活の場には、世代を重ねて受け継がれてきた大小さまざまな物事があります。それらの中には、ふだんは意識されないほど私たちの暮らしに溶け込んでいるものもあるでしょう。中でも一番の基本といえるものが「いのちのつながり」です。

 人は誰もが父親と母親から「いのち」を与えられ、この世に生まれてきました。さらに誕生後も、ある程度の期間は周囲の大人たちによる献身的な養育を受けなければ、生き抜くことはできなかったはずです。

 養育とは、単に「食物を与えられ、身の回りの世話をしてもらう」ということにとどまりません...

October 1, 2019

 地域密着型のスーパーマーケットを経営するSさん。「地域の方々に喜んでいただける店づくりをしたい」という思いから、早朝の掃除を思い立ちました。

 店の周辺を1人で黙々と掃除するうちに、お店の人たちが出勤してきます。Sさんの姿を目にした皆は驚き、口々にこう言いました。

「社長、すみません」

「私たちがやりますから」

 そもそも、これはSさんが自分でやろうと決めた掃除です。Sさんは「いいから、いいから」と言うと、すがすがしい気持ちで掃除を続けました。

 ところが、それから1か月もたつと、Sさんの掃除は「朝の見慣れた光景」になってきました。毎日のこ...

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